タバコの文化、終焉。お互いを認め合って受け入れることも大切。

タバコの文化、終焉。お互いを認め合って受け入れることも大切。

私は愛煙家ではありません。

父親が結核を患ったことがあり、遺伝的に肺が強くないという意識がありました。また小さい頃、肺炎にかかって生死をわける危険な状態に陥ったことがあり、タバコを吸ってみたいと思ったこともありません。

ただ、タバコを美しく吸う女優を見るたび、カッコいいなぁ、素敵だな、と思うことはよくありました。タバコを吸う男性もしかり。美しい仕草で静かにタバコを吸っている人、嫌いじゃありません。

ただ、やはりタバコの煙に関しては抵抗感があります。

私のように、遺伝的に肺が強くない人にとって副流煙は大きな問題です。

なので、分煙や禁煙がすすむカフェはありがたい限り。

でも、愛煙家の人たちにとっての肩身の狭さは気の毒に思うほどです。


千代田区は完全な禁煙区。スモーキングエリアを探すのは至難の業。

父は結核を患ったことがある、と書きましたが、彼はヘビースモーカーです。

タバコが原因かわかりませんが、喘息にもかかりましたし、軽度の心筋梗塞になったこともあります。それでもやめられないし、やめる意志さえありません。

現在83歳ですが、「もう人生あとがないから、好きなように生きさせろ」というのが決まり文句です。

そんな父と数年前、神保町の街を散策したことがありました。

古本屋や中古レコード屋がまだ健在で、レトロな食堂や喫茶店も多く残るディープな街です。

昭和一桁生まれの父にとって、神保町は思い出深い街。「久しぶりに行ってみたい」という父を連れ、神保町に繰り出したのです。

数十メートルごとに「喫煙したら罰金」という標識。

駅を降りてすぐに気が付いたのは、神保町はもう愛すべき「古本や中古レコードにまみれて学生が集まる小汚い街」という印象はまったくありませんでした。

道は綺麗に舗装され、高層ビルやおしゃれなカフェ、きちんと手入れされた並木など、「綺麗でお洒落な街」という印象でした。

年を取り、ひと回り小さくなった父親がぽつりと、「全然知らない街に来たみたい」とつぶやいたとき、とても切ない気持ちになりました。

そんな父親に追い打ちをかけるように「喫煙したら罰金」という標識がいたるところに立っていました。

じっと見つめる父親は、とても寂しそうでした。

日本でタバコを販売し税金を取っている以上、タバコを吸わない人たちの権利と同時に、タバコを吸う人たちの権利もあるはずです。もちろん、ヘルシーエイジングというサイトを運営しているわたしですから、タバコは百害あって一利なし!と思っていますが、それを喫煙家の人たちにまで押し付けるのは、ちょっと違うと思っています。

千代田区の無料喫煙所設置の取り組み

この散策から数年経過しているので、ちょっと気になって千代田区の公式サイトを見てみました。

千代田区は、平成14年に「生活環境条例」を施行し、地域の方々と合同で行う清掃活動や指導員の巡回パトロールを行い、路上喫煙の防止に努めてきました。
この取り組みの中で、喫煙者の方々から喫煙所の設置を求める声も多くあることや、喫煙者と非喫煙者の共生を図ることを目的として、民間ビルの空き店舗等を活用した屋内喫煙所の設置に対する、助成事業を開始しました。

とあり、現在では22か所の無料スモーキングスペースを用意しているようです。

とはいえ、高齢者の歩みは遅く、タバコを吸うためだけに歩き回るというのは現実的ではなく、結局家に帰るまで我慢する、という風になりそうです。

これはこれで、いいことなのかも!?

喫煙者は、副流煙が害であるという認識をしっかり持って

タバコを吸いたくない人にとって、受動喫煙というのは迷惑千万。なかには肺や心臓に持病があり、タバコの煙が命取りになる人もいるのです。

禁煙スペースでタバコを吸うという行為は、こういう人たちの境界を無断で飛び越える暴力的な行為でもあります。

人がいない場所や喫煙スペースで吸うということを心掛けましょう。

まとめ

タバコはからだに悪いということは周知の事実。吸わないほうがいいに決まってる。日本でタバコの税金を取っている以上、喫煙家の人たちが吸うスペースもあってしかり。

お互いの価値観を認めつつ、それぞれが禁煙、分煙、喫煙スペースを使い分け、歩み寄ることも大切です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です