朝起きて淹れる一杯のコーヒー。
目覚めたてに嗅ぐ深いアロマは、気分をシャッキリさせてくれますし、一日の始まりに相応しい飲み物です。
日中も、集中して仕事した合間に、気分転換のためにコーヒを飲んだり、お昼過ぎの「魔の居眠りタイム」にあらがうための強力な助っ人でもあります。
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フィルターを使わないと悪玉コレステロールを取ってしまう!?
コーヒーを抽出するためのフィルター。紙やネルのドリップが定番ですが、最近ではフィルター不要のステンレス素材のドリッパーも見かけるようになりました。エコと謳っているシリコン素材のものも売られています。挽いた豆にそのままお湯を注ぎ抽出するフレンチプレスというものもあります。
紙フィルターを使うたびにゴミが出るので、環境保護やエコの視点で作られたものだと思いますが、なんと健康における悪影響が報告されています。
コーヒーフィルターを使わないでドリップしたコーヒーを飲むと、人によっては血清コレステロールと悪玉コレステロール値を上げる可能性があるのです。
オレゴン州立大学の研究によると、フレンチプレスのコーヒーやトルココーヒーなどには未濾過のコーヒーにはカフェストールとカーウェオールという2種類のコレステロール値を上げる成分が含まれているそうです。
ペーパーフィルターを使うと、これらの成分は取り除かれますが、ペーパーフィルターを使わないで抽出したコーヒーを飲んだ場合、1デシリットルあたり23mgものコレステロールの上昇がみられ、うち14mgは悪玉コレステロールだということが報告されています。
もしコーヒーを飲むときは、紙のフィルターを使うようにした方が良いでしょう。
血圧高めの人は要注意!カフェインが血圧を上げる
コーヒーを飲んで、胸がどきどきした経験はありませんか?体調や人によっては、コーヒーを飲むことで血圧が上がってしまうリスクがあるのです。
高血圧の人は、コーヒーは控えめにした方がいいでしょう。せいぜい一日1杯までに留めておいた方が安心です。また、肉体労働や激しい運動の前にコーヒーを飲むと、血圧が上がることもわかっています。気を付けましょう。
ホモシステイン値が上昇!ホモシステインってなに?
コーヒーを飲むことで、血中のホモシステイン値を上げるということもわかっています。
オレゴン州立大学の研究機関によるとこのホモシステインは心臓発作、心臓病、末梢血管の病気など、循環器系疾患の原因になりうる、と報告しています。
コーヒーを飲むことと、このホモシステイン値をあげる決定的な関連性はまだわかっていませんが、循環器系疾患がある人、家族に循環器系疾患の既往歴がある人などは、1日に4杯以上のコーヒーは飲まない方がいいと思います。
利尿作用で脱水症状に。とくに高齢者は気を付けて
コーヒーには利尿作用があるので、体の水分を奪ってしまいます。カフェインには尿を作り出す成分が含まれています。コーヒーを飲むとトイレが近くなる、という経験をお持ちの方は多いと思います。
激しい運動をする前や、乾燥する冬、または乾燥する地域に住んでいる人は、この利尿作用が脱水症状を招く危険性があります。
また、高齢者は脱水状態に鈍くなり、その結果熱中症になったり、脱水症状で危険な状態になることさえ考えられます。
コーヒーを飲む場合は、意識して水分や、カフェインのないフルーツジュースなどを飲むようにしましょう。
コーヒーを飲むのをやめるときは徐々に少なく。突然やめると弊害あり
さあ、ここまで読んで高血圧の人や、循環器系疾患が気になる人は「今日からコーヒーやめてみよう!」と思ったかもしれません。でもちょっと待って!
カフェインを今まで常習的に飲んでいた人が突然摂取をやめると、うつ症状や不安障害、過食、頭痛などを引き起こす可能性があると言われています。
カフェイン断ちをする場合には、一気にやめず、少しずつ減らしていく、というのがおすすめです。
まとめ
健康のメリットも多いコーヒー。でも人によっては悪影響が出てしまうことも。コーヒーを淹れるときは紙フィルターを使えば悪玉コレステロールや血清コレステロールをある程度除去できます。
循環器系疾患、高血圧の人はカフェインの摂取を控えた方が吉。飲むとしても1日に1~2杯くらいまでにしましょう。
カフェイン摂取をやめるときは突然やめるのではなく、徐々に減らしていきましょう。