40代になると親もそろそろ介助や介護が必要になってくる年齢ではないでしょうか。
毎日食事を美味しく食べる、食べられる、ということは健康のバロメーターでもあります。高齢者の場合、食欲が落ちるとみるみる体力が落ち、健康への自信も失われていき心も体も弱っていってしまいます。
また、嚥下力といって、ものを飲み込む喉の力が衰えるので、のどに詰まるようなものは避けた方が良いです。
でも、40代というのは子育て中の方も多く、教育費や家のローンを抱えて経済的にお金のかかる世代。共働き世帯も多いため、三度の食事を作る上に高齢の親の食事を別で作るのは大変!
そこで、高齢者と一緒に無駄なく料理ができるポイントをお伝えします!
目次 [開く]
ポイント1 肉はやわらかい部位、薄めのものを使う!
しゃぶしゃぶ用の肉や、豚ヒレ肉なども薄いものを使用します。鶏肉はササミなどをほそくそいだりすると食べやすいです。
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ポイント2 食材は、小さめにカットする!
「ひと口大」の大きさよりも、気持ち小さくカットするようにします。高齢になると噛みづらくなったり、あまり噛まないで飲み込んでしまうことも多く、小さめにカットすれば食べやすくのどに詰まる心配も軽減されます。
ポイント3 魚介類は骨ないもの、簡単に食べられるものにする!
イカやタコは弾力性が強く、あまりお年寄り向きとはいえません。料理に使うときは、小さく、薄くカットし、喉に詰まらせないようにしましょう。
切り身魚、お刺身、ホタテ貝、鰻などは食べやすくておすすめです。
サバやイワシなどの青魚は骨があり難点。でも青魚はDHC(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エンコサペンタエン酸)が多く含まれ認知症予防に大変効果があるといわれています。青魚を調理するときは、イワシなどは圧力鍋を使って骨まで食べられるくらいに柔らかくします。
また、これらの青魚は、缶詰で食べてもその栄養素は失われていないので、忙しい家庭では積極的に利用して欲しいと思います。
ポイント4 卵・豆腐は常備しておこう!
卵
卵は半熟状に加熱すると、ふんわりとやわらかく食べやすくなります。卵はコレステロールが高く、血中コレステロール値が高い人は避ける代表格のようなものでしたが、最近の研究では食べ物のコレステロールはほとんど体内に吸収されない、ということがわかってきました。
高齢者は筋肉を衰えさせないためにもたんぱく質が不可欠です。卵は大変良質な動物性たんぱく質なので、食べ過ぎなければ問題ありません。
ゆで卵にするときは、固ゆでだとパサパサして食べづらくなるので、半熟程度にするようにしましょう。
卵は常温保存でもいい、としている方もいますが、冷蔵保存をおすすめします。
豆腐
豆腐は絹ごし、木綿とあり、絹ごしの方がツルリとして食べやすいですが、製造する上で使う豆の量は圧倒的に木綿の方が多いです。少量で栄養を取るには木綿の方がおすすめ。食が細くなったお年寄りや、他のおかずも色々と出すときは木綿豆腐を使うと良いですよ。
ポイント5 野菜は筋っぽくないものを使おう!
野菜の煮物を作るときは、皮を向いてひと口大に切り、少量の油で炒めてから調理すると短時間でやわらかくなります。
野菜をやわらかくするには、普段使う道具もひと工夫。圧力鍋だとあっという間に柔らかくなり時短になりますし、銅の鍋を使うと満遍なく熱が食材に行き渡り、型崩れを起こしにくくなります。野菜がやわらかくなると、どうしても煮崩れを起こしやすくなるので、おすすめです。
葉物は葉先を使おう
葉野菜は茎がかたく、筋があるので、高齢者には葉の部分を使って調理しましょう。
ポイント6 共働きや子育てで忙しい人は冷凍野菜を上手に使おう!
スーパーに置いてある冷凍野菜は、収穫した野菜を皮をむき、種などを抜いた下処理をし、瞬間冷凍で栄養素や美味しさが失われにくくなっているそうです。
かぼちゃ、里芋、ブロッコリーなど、解凍するだけで食べられるものもありますし、下準備なく調理に使えたりと便利です。上手に利用しましょう。
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ポイント7 缶詰は常備しておき、献立の栄養補助にする!
肉や魚介、野菜、豆など、いろいろな缶詰があります。味付けしてあるもの、していないもの両方あり、自分の用途で常備しておくと便利です。
先にも書きましたが、調理済みの青魚の缶詰はとくにおすすめ。骨まで柔らかくなっていて、たんぱく質やDHA、EPAを簡単に摂ることができます。
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ポイント8 香味野菜を常備しておく
にんにくや生姜のチューブを冷蔵庫に常備している方は多いと思います。手軽ですし便利ですね。
でも、防腐剤が含まれているので、本来は生のものがおすすめ!
にんにくは風通しの良いところで常温保存ができますし(野菜室など、湿気や水滴がつかない環境なら可)、生姜はすりおろしてジップロックにいれ、薄くして冷凍しておくと、調理のときにパキっと折って利用できて便利ですよ。
ポイント9 辛味、焦げ味、酸っぱ味を意識して調理する!
40代を超えると、高血圧予防も気になるところです。塩分を控えめにすると、どうしても物足りなく感じてしまいます。そういうときは、辛味、焦げ味、酸っぱ味を利用すると、塩分が少なめでもそれほど気にならず、味覚も変わって美味しく食べられます。
辛味
唐辛子やわさびを使う。きんぴらごぼうやキムチなど献立に加えるとアクセントになります。黒胡椒もおすすめです。黒胡椒はぜひ、ホールのものを食べる直前に挽いて使うのがおすすめ。香りが全然違います。
焦げ味
焼き魚や焼きナス、焼きガニなど、焦げの風味がつくことで塩分を抑えても美味しくいただけます。
酸っぱ味
酢の物は抗酸化作用があり、アンチエイジングにも認知症予防にも効果が期待できます。三杯酢であえたワカメやキュウリ、しらすなど、清涼感もありおすすめです。
ポイント10 のどごしを良くする材料を利用する!
片栗粉やとろみ調整剤でで煮汁にとろみをつけたり、粉ゼラチンで汁気をゆるめにかためたりすると、ツルリと食べやすくなります。
とろみ調整剤は、食べている途中のおかずにふり混ぜてとろみを付けられます。スティック状で販売されていて、携帯にも便利なので行楽や外食時にも持っておくと安心です。
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まとめ
いかがでしたか?高齢者は嚥下力が弱まり喉に詰まりやすくなるため、食材は小さくカット、軟らかく調理、辛味・焦げ味、酸っぱ味で塩分控えめにすると良いでしょう。のどごしをよくするため、片栗粉や粉ゼラチン、とろみ調整剤を上手に利用するのもおすすめです。