ふけの湯

ここは地獄か天国か。岩場から吹き上がる湯気がスゴイ野趣溢れる秋田の秘湯、蒸ノ湯体験記

温泉、とくに秘湯にハマり年間10箇所くらいは全国の温泉巡りを趣味にしています。

はまったきっかけは、とにかくお湯が気持ちいいこと、秘湯は大自然の中にあり異空間でリフレッシュできること、お肌がツルツルピカピカになることなどなど。

いわゆる大浴場のようなホテルの温泉ではなく、脈々と伝統を受け継ぐ湯守のいる小さな一軒宿などの、静かで鄙びた温泉が好きです。

今回は、秋田の蒸ノ湯のおはなし。


昭和ノスタルジックな宿

昭和ノスタルジック。秋田ふけの湯

わたしの温泉旅は、基本的には2泊3日。本当なら1週間ほどじっくり泊まって湯治をしたいところだけれど、現役で働いている今はまだ願わず。

東北には個性豊かで質のいい秘湯温泉が数多くあり、中でも秋田は私の中で特別。車がなく、電車移動での旅が基本なので移動が大変なのですが、秋田の温泉各地はバス一本で移動できるところが多く、バスの時間さえきちんと抑えていれば湯めぐりも可能です。

バスは数本

バスの本数はメチャクチャ少ないので要注意。交通量が少ない山の中なのでほぼ時間通りにきます。乗り遅れたらかなり凹む。

蒸ノ湯(ふけのゆ)は、宿泊はせず、新玉川温泉一泊、二泊目に後生掛温泉に泊まったとき、バスで湯めぐりしました。

蒸ノ湯の宿は、まるで昭和初期の小学校のようなつくり。木造で歩くとギシギシいう廊下でレトロ感満載です。

ふけの湯

わたしは40代ですが、小学3年生まで通った小学校はこんな感じの木造校舎でした。だからすごく懐かしいというか、かなり好きです。こういう感じ。

平成生まれの人に取ってはもはや異次元すぎてテーマパークのように感じるのでしょうか。

ふけの湯

廊下はきれいに磨き上げられ、手入れが行き届いている模様。今では貴重なくもりガラスの引き戸も健在。

一見したところ、宿泊用の部屋は2階にあり、階段が急だったので足腰の悪い高齢者は注意が必要です。

露天の混浴はちょっと歩く&ハードル高め

ふけの湯のメインはやはり露天。内風呂も素晴らしいし、館内に露天もあるけれど、やはりここに来たからには野趣溢れる外の露天に入るのがベストです。それを目的に来ている人がほとんどだと思います。

ただ、敷地内にあるものの、ちょっと歩くので夜は暗くてちょっと厳しい。宿泊客の人は何時まで入れるかわかりませんが、日帰り入浴は朝の8時から夕方5時までですので明るいうちに入れます。入浴料は大人600円、小人300円。

東北の温泉て、日帰り入浴料が安いんですよね。大人600円て、都内の銭湯でも最低460円するので、これだけの天然温泉を楽しめるのにとても良心的。

ふけの湯

中央に小さくみえる露天。これがふけの湯名物のメインの露天です。周りがだだっぴろく丸見え(笑)。

この写真は、館内の内風呂から撮影したもので、小さくしか見えませんが女性はちょっとハードル高い。一応脱衣所は男女別になっていますが、衝立もなにもないので、入浴時に見られてしまう心配が…

ふけの湯

とりあえず分けとけ、というくらいの男女別の脱衣所。でも造りが甘く隙間から丸見え。

でも宿の公式サイトを見てみたら、なんと湯浴み着が500円でレンタルできるみたいです。気がつきませんでした…

とはいえ、わたしは湯浴み着が好きじゃない。というか、温泉好き女子ならわかると思いますが、お湯の中でまとわりつく布の感触が、温泉の愉しみを半減してしまうんです。開放感が全然違うというか。

白濁の温泉なら、首まで浸かってしまえばあとは見えないので、湯浴み着なしでも入れるんですが、お湯の出入りするところに衝立や岩場がないと丸見えになり、そこを狙ってじっと見ている男性もいたりして、女性は不快な思いをすることもあります。ここふけの湯は、白濁湯ではありますがそれほど濃いものではないので、首まで浸かっても胸あたりは見えてしまいそうな感じ。

なのでケースバイケースで湯浴み着を着る選択も。

ふけの湯

わたしが行ったとき、とにかく男性陣が長湯で半分諦めモードに。他の客はゾロゾロと出ていくのに、男性がひとりだけ残っている。しかも温泉に入らず、風に当たっている模様。ずーっとその調子なので、「男性ひとりだけだし、タオルでうまく隠して行っちゃえ!」と勇気を振り絞り、着替え始めると、女性の存在に気がついてくれたのか、最後のひとりの男性も出て行ってくれました。

誰もいない時間を見計らって撮った渾身の一枚。

泉質は素晴らしいです。ザバザバな湯量で硫黄の香りもたっぷり。お湯の温度はちょっとヌルめ。酸性湯ですが、玉川温泉ほど強くありません。ずっと入っているとピリピリしてきます。

女性専用露天もあり

ふけの湯

こちらは女性専用の露天。男女混浴が絶対ムリ!という人は、こちらでもいいと思います。狭いですが、こちらもお湯ザバザバドバドバ、岩場から吹き出す湯けむりを見ながら、ゆっくり入浴できると思います。この女湯の奥に男性専用も。

ここから、男女混浴風呂までだいたい100mくらいです。

ふけの湯

女性用の露天。のんびりできます。

オンドル(岩盤)もあるけれど、岩盤を楽しみたいならバスで移動して玉川へ

オンドル

オンドルという岩盤浴も混浴風呂の前にありました。

でも温度が低く長時間寝ていてもそれほど汗は出ない感じです。岩盤浴を経験したいなら、ちょっと足を伸ばして玉川温泉まで行ってしまった方がいいですね。バスで移動できますし、玉川温泉の岩盤浴は湯治客に大人気で大混雑していますが、温浴効果もバツグンですし、雰囲気も素晴らしいので、ぜひ足を伸ばしてみてください。

ふけの湯の所在地

住所:〒018-5141 秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林内
TEL: 0186-31-2131
入浴料:600円
営業時間:8:00~18:00(時間外でも対応OK
定休日:冬期(11月~4月)
駐車場:あり(無料)
露天風呂(混1、女1、男1)内湯(女1、男1)

アスピーテラインは冬季は閉鎖されます。ふけの湯も11月から4月までは休館です。入れる時期が限られると思うと、本当に貴重ですし行きたくなります。

まとめ

東北は本当に素晴らしい温泉がたくさんあって飽きません。緑も多く、鄙びた感じが都会の喧騒を忘れられて、本当にリフレッシュできます。

ふけの湯は露天の混浴が野趣あふれる雰囲気で素晴らしいです。混浴が苦手な人でも、女性用の湯浴み着が500円でレンタル可能なようですので、東北に旅行の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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