八丈島 ふれあいの湯

温泉三昧で島民も優しい。八丈島への移住も夢じゃない!?

仕事で八丈島に行ってきました。

八丈島は生まれてはじめて。東京都なのに、青い空と青い海、静かな風と穏やかな気候に恵まれた島。

東京かれ飛行機でわずか1時間程度なのに、こんなに美しい島があるなんて、実際に体験してみてすごく感動しました。

仕事で疲れたとき、海や自然を満喫したいときに、ちょっと飛行機にのって八丈島に行く、というのも今後の選択肢に入りそうです。


八丈島ってこんなところ

東京からの距離は287km。面積は69.11km、外周は58.91kmの小さな島です。車で八丈島の道に慣れた人なら1.5時間で一周できるということですから、とても小さな島。

気候は黒潮暖流の影響受けた海洋性気候で、年の平均気温は18.1℃、高温多湿で雨が多いのが特徴です。

ちなみに、7月の東京が35℃あったその日、八丈島は28℃でした。

スキューバダイビングや釣り好きの人にとっては天国

夏のシーズンは内地からの観光客でかなり賑やかになるそうですが、その他の季節はとても静かだそう。

海が好きな人は、スキューバダイビングには最高のロケーションです。実際にダイビング好きの人はよく訪れる島。

八丈島出展:じゃらん

お金が減らない内地の暮らし

島の物価はざっくり言うと家賃は激安。その他ライフラインは高め、という感じです。

デパートや大きなショッピングセンターのようなものもないですし、インターネットで物を買おうと思っても送料が離島扱いで高くなるため、皆さん「本当に必要なものを少し、島内で買う」という生活のようです。

若い方は数ヶ月に1度東京に出て買い物を楽しむとか。

病院は町営病院がひとつ。高校は島内に都立八条高校が1校のみ。中学校は3校。

家賃がなんと12,000円。20,000円出せば選び放題。

仕事でご一緒させていただいた島に移住した方のお話では、家賃はだいたい平均15,000円。その方のお住まいは3DKで12,000円ということでした。けして特別安いわけではなく、八丈島では一般的な家賃だということ。

生活費で一番お金がかかるのは住宅費なので、これは羨ましい。

内地よりも高いもの

ただ一方で、内地より高いものもたくさんあります。

たとえば、ガソリン代はリッター180円。ガス代、電気代も内地より高いそうです。

それから飲食店での食事代も内地よりもはるかに高いとか。

ちなみに、島内で評判の干物のお店にいったところ、やはり内地よりちょっと高いなぁ、という感じでした。観光客向けの価格設定にしてあるというわけではなく、これが島内価格なのだそう。

島内の飲食は高い二人で写真の「鯖味醂干し定食」をそれぞれ頼み、お刺身盛り合わせ、生ビール2杯でしめて約8,000円。やはり外食はちょっと贅沢に感じます。

ですが、若い女性がひとりで食事をしていたり、島民の方が利用されている感じなので、これが平均なのだということがよくわかります。

ちょっとブレていますが…とても美味しかったです。

ちなみに、「スーパーで売られている食材も内地よりも高いですよ」と島の方が仰っていました。

島には島の暮らし方がある

買い物に関しては、たしかに内地よりも圧倒的にお店が少ないです。でも、内地で必要なもの、欲しくなるものは島には一切不要、そんな感じ。

たとえば、都会では素敵、と思えるブランド物のバッグも、島で持っていたらむしろダサイ、と感じます。青い海や空、山の緑にまったく似合わないのです。

むしろ、短パンにビーサンにTシャツ、といった格好の方がよっぽど素敵ですし似合う。

今、断捨離やミニマリストなどがブームになっていますが、それを自然にサラリとやっているのがこの島の人たち。

お店が少ないけれど、その中で自分たちの好きなファッションを探したりアレンジしたりしているそうで、25年前に留学で暮らしたアメリカの小さな田舎町を思い出しました。モノはなくても毎日が楽しい。そんな感じ。

温泉に恵まれた小さな島

車で1.5時間で一周できるほどの小さな島内に、なんと温泉が6つ。どれも個性豊かな温泉らしく、入浴料も安いので島民も日常的に利用されているそうです。

島内一番人気のみはらしの湯

一番有名なのは島の端に位置する「みはらしの湯」。ただし、ここに行くには山道を車で走る必要があり、島の慣れた人で中心地から約20分、タクシーだと30分かかるそう。

タクシーの運転手さんに聞いたところ「みはらしが最高だけど、タクシーで行くにはお金がかかりすぎてもったいないから、次来た時にレンタカーでも借りて行ったほうがいい」となんとも親切なアドバイスをいただきました。

みはらしの湯出展:八丈ガイド

みはらしの湯は、大パノラマの海を眺めながら入浴ができる露天が評判で、島民の人も「おすすめはみはらし」と口を揃えておっしゃいます。

次回はリベンジしてみたい。スクーターが借りられたら気持ちいいかも。

市街から車で10分の「ふれあいの湯」

市街から一番近いのは「ふれあいの湯」。市街、といってもほとんどなにもありませんが…

ふれあいの湯にも露天はありますし、タクシー運転手さんも「おすすめ」と太鼓判を押す温泉です。

時間の関係もあり、今回はふれあいの湯を満喫してきました。

ふれあいの湯ふれあいの湯、という名前だけあって、ここに来ている方たちは皆お知り合いなのか、知り合いじゃなくても話しかけあうのか、まさにふれあいの湯。

70代風のおばあちゃん二人連れがキャッキャ言って水をかけあったり、可愛らしいこと。

内地から来た他所者のわたしにも気軽に話しかけてくれ、家族のようで楽しかったです。

ちなみに、島民のおばちゃんたちは皆「マイたわし」持参。亀の子たわしに長い紐がついて背中も洗えるようになっているものをご愛用でした。「気持ちいいのよ~背中、流してあげよか?」という感じ。

八丈島 ふれあいの湯泉質は強塩泉。海が近いせいですね。しょっぱいです。

色は緑がかった白濁で、温度は41~42度に設定しているそう。ちょっとヌルめに感じました。

ゆっくりと長湯した後は、後悔するほどに汗がドバドバと吹き出す…扇風機の回る休憩室でしばらく休んでもまったく汗がひかない。かなり身体が芯から温まります。

写真は撮れませんでしたが、この写真の向こう側に露天もあります。

みはらしの湯看板には「無色透明」とありましたが、白濁でしたよ。

硫黄臭はまったくなし。湯量は豊富で溢れていました。ボディソープ、シャンプーリンスは置いてあります。タオルがない人は、300円でフェイスタオルを購入可。

手ぬぐい一枚あると咄嗟の温泉入浴も気軽にできるので、旅行や出張にはぜひ手ぬぐい一枚持参をおすすめします。もちろんわたしは持っていました。

大人300円というのは嬉しいです。1500円くらい取る日帰り温泉もけっこうありますから。

定年後の島暮らしを考える

定年後に島に移住を考えている方も少なくないと思います。かくいうわたしも、漠然ですが島で暮らしてみたいと考えているひとり。

家賃以外の物価は内地より高いといえど、相対的にお金を使う暮らしではないので、定年後の移住も視野に入れやすいのが八丈島だと思います。

沖縄も人気ですが、沖縄で実際に暮らした人に聞くと、「旅人には親切だけれど、移住者には冷たい」ということを頻繁に耳にします。もともと島で暮らしていた人たちにとって、物価が安いからとか、自然を満喫したいから、という理由で内地から島に気軽に来る人たちに排他的な雰囲気が生まれるのはある意味当然なのかもしれません。

沖縄に移住するなら、若い頃に移住して、島民とも知り合いになり、自分も島民に馴染むべく時間をかけないとちょっと難しいのかなぁ、と思ってしまいますが、実際はどうなんでしょう。

「八丈島の学校に赴任されて、八丈島を相当気に入ってそのまま定年後も住み続ける人、けっこういますよ」

とタクシーの運転手さん。その口調はとても誇らしげで嬉しそうでした。八丈島はたったの人口7000人ですし、やはり若い人は就職や進学で内地に出ていき、戻る人が少ないそうなので、近い将来人口5000人になるとも言われています。

沖縄のように旅行で大人気の島ではないし、島民の方たちは内地からの移住者を大切に思ってくれているのかもしれないな、と感じました。

八丈島は東京都ということもあり、島民の方も頻繁に内地に出かけやすいということもあって、沖縄のような雰囲気はあまり感じませんし、実際にIターン組みも多く、皆口々に「暮らしやすい」といいます。歴史的なことも関係していると思いますが、内地に出やすい、というのは定年後の島暮らしにはけっこうアドバンテージが高いと思います。

「若い頃は島暮らし。高齢になったら陸続きの内地がいい」という島民のことば

温泉で一緒になった島生まれ、島育ちの女性に話を伺ったところ、彼女は結婚して麻布で旦那さんとずっとご商売をされていたそうです。

定年になり、御夫婦で彼女の故郷の八丈島に移り、老後を過ごそうということになったそう。

でも残念ながら、2年前にご主人が脳溢血で亡くなったそうです。

彼女は「島は故郷だし大好きだけれど、若いうちに暮らすのがいい。年をとってからは、陸続きで病院がたくさんある内地がいい。何かあったとき、大きな病院に入院できるという安心感はとても大切」と仰っていました。

旦那さんは脳溢血で亡くなられましたが、初診では「軽い脳溢血」ということで、手術はせずに投薬のみの入院をしていたそう。リハビリを内地に戻って頑張ろうか、と話していた矢先に、突然容態が急変し、亡くなられたそうです。

八丈島に赴任してきて、退任後そのまま居住するIターンたち

一方、八丈島暮らしを満喫しているIターン組の方、お二人に話を伺うことができました。

彼らはともに高等学校の教員。ひとりは赴任、もうひとりは転任希望を出して、待望の八丈島暮らしがスタートしたそう。

なにが魅力か聞いたところ、「一番いいのは子育て。お金をかけずに、大自然の中でのびのびと成長を見守ることができる」と仰っていました。海によく連れていってお子さんと遊ぶそうです。

内地でも海が近い人は可能だと思いますが、職場が近くないと気軽に海に、ということはなかなかできないかもしれません。また、居住費の安さもかなりの魅力だそうです。

飛行機の島民割引で東京に出やすい

有人国境離島法という法律があり、離島住民は交通費軽減のため、航空旅客運賃の割引が受けられるそうです。

八丈島の場合、羽田-八丈島路線に設定されていて、平成30年現在、片道一般22,390、往復割引の場合片道15,190円の飛行機運賃が、島民だと片道13,790円に。

平成29年9月スタートの新しい割引制度ですが、居住者にとってはありがたい制度ですね。

内地に家がある人は、老後に一年の半分ずつ、八丈島と内地暮らしをする、というのも魅力的な選択だと思います。

まとめ

どんなところでも「住めば都」と言われます。

穏やかな気候で、海や空が美しい八丈島。東京からわずか一時間足らずで来れるなら、今後はなんども来てみたい、そう思いました。

参考にしていただけたら嬉しいです。

2 Replies to “温泉三昧で島民も優しい。八丈島への移住も夢じゃない!?”

  1. 家賃相場が間違っております。
    ちゃんと調べて書いておられますでしょうか?町営住宅の低所得者の方ならこの値段もあり得るか?という値段です。
    人から話を聞かれて書かれたのでしょうか?事実確認はしないのでしょうか?
    この記事がこのまま残っていて移住を考えている人の目に触れて間違った情報を得るのが一番怖いです。この件に関してはTwitterでも話題になっでしたが、たまたままた見かけて訂正されてない事に気がつきコメントしました。
    八丈島は割と家賃は高めです。値段の相場はお調べください。よろしくお願いします。
    このコメントは消していただいて構いませんが訂正だけお願いします。わたしも移住者ですがこういうサイトを参考にして決める人もいると思うので…………話が違う!とクレームきますよ。

    1. こんにちは。ご連絡ありがとうございます。

      この記事は自分で調べて書いたわけではありませんが、古い情報ではなく、この記事を書いた時に移住者の方から直接伺った金額です。
      その方は高校の先生なので、公務員住宅に安く住んでいるのかな、と思って確認しましたが、その方曰く、八丈島の魅力は家賃がすごく安いことだ、と仰っていました。その場にいた他の先生も、同じく2万円だせば部屋は借りられる、とおっしゃっていたんですが…

      そのはなしだと特別やすい家賃ではなく、相場だと言っていましたが。明らかに相場とずれていれば問題なので、訂正文をいれたいと思います。差し支えなければ、相場を教えていただけませんか?

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