学生時代はなけなしのアルバイト代やお小遣いで、友人との遊びや飲み代に消えていく…という感じでした。 20代になり、仕事をするようになると、働いてお給料をもらえることが嬉しくて、映画、本、服、旅行、食事…とお金を使ってきました。 30代になり、仕事を任せられたり責任あるポジションに就くようになると、自分を発奮させるためにちょっと背伸びして高価な時計やジュエリーを買ったりもしました。 40代になると、人生の折り返し地点に立ち、自分にとって必要なものがわかるようになり、本当に欲しいもの、必要なものはそれほどない、数多く持つよりも、質を重視してお気に入りのものだけを持って暮らしたい、そう思うようになりました。 40代って、自分の好みや主張が明確になり、好き・嫌いがハッキリしてくるような気がします。買い物でも生き方でも、散々失敗もしてトライ&エラーを繰り返しながら、自分の定番を持つ心地よさを知る年代なのかも、と思うのです。
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「私の定番」の定義
例えていうなら、スティーブ・ジョブズ。 彼は、イッセイ・ミヤケの黒のタートルネックシャツにリーバイス501、という定番を持っていました。皆さんがテレビで見慣れたスティーブ・ジョブスのファッションだと思います。 彼が何枚ものイッセイ・ミヤケのシャツを保有し、毎日同じファッションで過ごしていた理由には、「朝、服を選ぶ時間をビジネスに回したいから」というものと、もうひとつは日本の「禅」に傾倒していた、ということが挙げられます。 服にはこだわらずに何でもいいから毎日同じものを着る、というのではなく、彼の中には確固たる信念と哲学がありました。それが服に現れていたんですね。 定番とは、その人にとってそこに哲学があるかどうか、なのかもしれません。
あなたの「私の定番」、ありますか?
私と同じ40代なら、70年代のネオヒッピーや80年代のDCブランド黄金期、90年代のバブル崩壊後の黒の時代を経験している世代だと思います。それぞれに思い入れやこだわりがあるのではないでしょうか。 買い物も色々と失敗を経験し、40代の今、買い物の仕方、ものの選び方もだいぶ変わってきました。 量より質を重視するようになりましたし、本当に欲しいものが見つかるまで妥協しなくなりました。 というのも、色や素材、肌触りなど、どれかひとつでも妥協した場合、必ずあとになって後悔したり愛着がわかなかったりして、結局買い直すハメになったり、タンスの肥やしになってしまうからです。 40代の今は、もうある程度自分が必要なものは持っているし、さらにそこに付け足したり買い替える、という意味においては、もっと質を求めたい、と思うのです。そういう風に買い物をしていると、自然と身の回りにはお気に入りのものだけになり、生活がとても心地よくなる気がします。
私の「私の定番」。
衣食住すべてにおいて私の定番があるわけではないですが、自然と定番化しているものがいくつかあります。
京都俵屋旅館の石鹸
旅行用はこれ、と決めている私の定番の石鹸、京都俵屋旅館のオリジナル石鹸です。「ギャラリー遊形」という俵屋旅館のフラッグシップショップで購入できます。 200種類以上もの天然のお花のエキスを抽出して作られています。この香りを嗅ぐと…なんというか至福の香り。とても優雅な気分になって、リラックスできます。 この石鹸で初めてからだを洗った翌朝、「あれ、なんだかすごくいい香り…」と思ってよくよく考えたら、この石鹸だった、ということがありました。強い香りではありませんが、かすかに自分のからだからいい匂いがする、というのは気分がいいです。 京都に旅行に行くときは必ず立ち寄って、12個入りを2つ買います。 京都になかなか行けずに買えないときは、直接電話して注文しています。
牛乳石鹸青ラベル
こちらは普段遣いの石鹸。 赤ラベルは使ったことがなくて、青ラベルの方が安いのと、不満がないので定番になっています。 この白とブルーの色合いも大好きだし、ずっと変わらずに定番商品を作り続けてくれているので、なくなっても「いつでも買える」安心感があります。 青ラベルと赤ラベルの違いは、青ラベルは「さっぱり」で赤ラベルは「しっとり」 成分を比べてみると、赤ラベルはローズエキスが配合されていて、よりリッチな内容です。精油に詳しいかたはご存知でしょうが、ローズの精油はたったの3mlで3,000円~1万円もする高級オイル。 ローズ精油はスキンケアには最適で、敏感肌や乾燥肌、傷を修復する作用や保湿作用があります。 また、PMSや月経不調、更年期障害などにも効果があります。 毎日の入浴時に使うことで、ストレスなく使い続けることができるので女性には赤ラベルの方がオススメかもしれませんね。 そんなローズ成分が入っているのですから、青ラベルより多少高いとはいえ、とてもリーズナブルだと思います。 次は赤ラベル、買ってみようかな。 一時期ボディーソープを使っていたことがあるのですが、ボディーソープのボトルが邪魔なのと、汚れてくるのが嫌なのと、固形の石鹸を手の中でクルクルと回して泡立つ感覚が好きで、ここ20年、ずっと石鹸派です。 ひとつの石鹸を使い終えて、新しいこのブルーの箱を開ける、という儀式もまた、とても気分がいいのです。
カウブランド 青箱 10コ入 (85g×10個)
カウブランド 赤箱10入 10コ入
かづら清老舗の椿油
京都に行く時には必ず立ち寄る、祇園の「かづら清老舗」。 日本の藪椿を100%使用した、クオリティーの高い椿油です。 わたしはリンス不要のシャンプー(次に紹介)を使用しているので、ドライヤーで髪を乾かす前にこの椿油を2~3滴髪になじませて使っています。 小さいボトルですが、1年以上ゆうに持つのでお買い得。ケミカルなコンディショナーは、もう使えなくなりました。 京都にいけない場合は、公式オンラインショップから購入することもできます。
イオニートシャンプー
イオニート エッセンス V シャンプー モイスト 500ml
美容院で教えてもらったシャンプー。 このシャンプーで長年悩んでいた抜け毛がピタリと止まりました。別の記事に詳しく紹介しているので、興味のある方は読んでみてください。 このシャンプーのいいところは、シンプルだということ。リンスもコンディショナーもいらないのに、しっかりと役割を果たす上に、髪のトラブルも解決してくれます。 もう他のシャンプーは買いません。これを使い続けていこうと思っています。 シャンプージプシーの方は、一度使ってみるといいですよ。本当におすすめ。
白いリネンのシャツ
白いリネンのシャツが大好きです。 最初のゴワゴワした感触から、何度も選択を繰り返して柔らかくなったリネンのシャツは、子供の頃に手放さかなかったボロボロのタオルケットに似た感覚があります。とにかく着心地がいいし、汚れたら漂白すれば真っ白になるし、糊付けしてアイロンをかければ、パリっとした袖にいつでも腕を通すことができます。 リネン(麻)も、クオリティーが色々で、ファストファッション系のショップでもリネンシャツが売られていますが、あれはダメ。似て非なるものです。麻特有のネップが粗くて多く、クタクタすぎて、貧乏臭い。上質のリネンは、ネップがほとんどなく、あってもとっても細いもので、アイロンをかけるとパリリとします。 リネンのシャツはけっこう高価で、高いものだと2万円以上します。 わたしは、幕張アウトレットで、定価28,000円の理想の白いリネンシャツを2,800円で手に入れました。 ノーカラー(襟がない)でTシャツ感覚で着られ、前身頃に細かいヨークがあることで下着が透けません。
一枚買って、あまりの着心地の良さにベタ惚れしてしまい、すぐにショップに電話をして在庫を確保しました。結局追加で6枚買い足したんですけれど、在庫全部大人買いしておけば良かった、と後悔するほどのお気に入り。他のシャツは全部処分してしまって、このシャツだけでもいい、このシャツがあるから大丈夫、という安心感があるのです。 常に2枚を入れ替わり着ていて、生地が薄くなってきたり傷んできたら替えようと思っていますが、とても上質なリネンでまったく次の出番が来ません。 家に帰ると、部屋着替わりにこのシャツを着たりします。 一生着たいと思える、わたしの定番です。
マーガレット・ハウエルのエプロンとフキン
エプロンて消耗品なので安いものでもいいかな、と思い、3,000円程度のエプロンをいくつか使っていましたが、不満だらけ… エプロンなんてなんでもいい、と思っていましたが、マーガレット・ハウエルのエプロンを使ってその考えを改めました。 エプロンをつけると「さあ作るぞ!」という気合スイッチが入ります。わたしの場合。 安いエプロンでも気合は入るんですが、ゴワゴワしていたり重かったり、エプロンにも「着心地」ってあるんですね。 マーガレット・ハウエルのエプロンは、リネン100%のものを買うようにしています。リネンシャツと同じく、なんども洗濯を繰り返して生まれるクッタリ感が好きだから。 汚れて古くなっても、なぜかここのエプロンは汚らしい感じになりません。使えば使うほど馴染んで手放せなくなります。リネンはとても丈夫な素材なので、5年くらいはゆうに使えます。10年でもいけそう。 替えのストックが1枚あるので、当分は買わなくて良さそうですが、もし次に買うとしてもマーガレット・ハウエルのエプロンにしようと決めています。
コンバース・オールスター
コンバースのオールスターは、もう皆知っている定番ですよね。 ずっと変わらずに同じデザインをうみ続けているオールスターに感謝。ジーンズにはもちろん、トレンチコートなどの「はずし」として取り入れるのは、アラフォー世代ならお得意ですよね。 コンバースにはオールスターの他にもジャックパーセルがありますが、わたしはオールスター派です。履いた時に、オールスターはシュッと細い感じでスマートに決まる感じ。 カラーリングもたくさんあって目移りしてしまいますが、案外どんな色でも履きこなせてしまうのがオールスターのすごいところ。ローカットにはスターマークがなく、もっとシンプルなので合わせやすい。 ダメになっても同じものが買える、定番商品の金字塔です。
ブルックス・ブラザーズのパジャマ
パジャマって、着ない人も多いそうですね。部屋着兼用でパジャマを持っていない、という人。 わたしはパジャマが好きなので、必須アイテム。パジャマが大好きですが、パジャマと部屋着は別物です。ウィークエンドに外出する用がないからと、一日中パジャマでいる、ということはありません。部屋着に着替えます。 ブルックス・ブラザーズのパジャマは色々なラインアップがあって、ショートパンツや半袖、生地も数種類揃っていますが、私の定番は「オックスフォードの白」。長袖、長ズボンのメンズです。 本場アメリカのサイトはSからしか取り扱いがありませんが、日本のブルックス・ブラザーズではXSの取り扱いがあります。これが女性にはちょうどいい。 洗いざらして袖口が擦り切れても、なんとなくお洒落でみすぼらしくならないのはブルックス・ブラザーズだからでしょうか。 このパジャマも、ブルックスブラザーズがずっと販売している定番商品で、価格も13,000円と他のパジャマブランドと変わらない金額です。中国製になっちゃったのがアレですけどね…他に同じものがないので、これが私の定番。
バーツビーズのリップバーム
このパッケージデザインと色が可愛くて買ったのが最初。指で塗るリップバームです。 今やドラッグストアで薬用リップが100円程度で購入できますが、これは私のお気に入り、定番です。 ビーワックスを100%使っていて、からだに優しいし、くちびるがふっくらしてくるような気がします。 なくなりそうになると、いつもAmazonで2つ購入、というのがわたしの定番。
100円均一にもある「私の定番」
質を求める、と書きましたが、安くていいものがあるならば、それに越したことはありません。 ダイソーやセリアなどの100円ショップもうまく利用するとお気に入りが見つかったりします。 わたしが「これは!」と思う100均の商品は、ダイソーのステンレスバット。 大きさと深さが揚げ物の衣をつけたり、刻んだ野菜を置いておいたりするのにとても使い勝手がいい! ステンレスバットは、プロの料理人御用達のかっぱ橋でも色々と見て回りましたが、ダイソーのバットは遜色ありません。製造国はおそらく隣国でしょうから、安心を買うなら日本製に限るのでしょうが、厚さもしっかりとあり、ペラペラせずにとても使いやすいです。 100均でいい、と思ったのはこれと文房具(ノート類)くらいですかね… 台所道具といっても、お玉やフライ返しはダメでした。深さや角度が使いづらかったり、バリが荒くてとても調理には使いたくなかったり。 ちなみに、料理研究家のケンタローさんの話だと、バットは全部同じサイズで揃えるのがいいそうです。 大中小と、異なる大きさで重ねて収納していると、「大」を使うときに中と小をいったん持ち上げてから…という余分な作業が生まれるから。同サイズだけを重ねておけば、その手間がないのと管理が楽なのです。 バットって、3枚~5枚あると便利ですよね。500円でかっぱ橋レベルのバットが手に入るので、嬉しいかぎり。 調理道具は一度買うと何十年も持つもの。基本的には、モノを増やさずスッキリと暮らしたいので、安いというだけで買うのは避けています。
おわりに
いかがでしたか?自分の定番て、生活を見直してみると意外とあるものだなぁ、と思いました。 定番があると、スティーブジョブスのシャツのように「なくなっても同じものを買えばいい」という安心感や探す手間がなくなるのでいいですね。 楽しんでいただけたら嬉しいです。ご参考にしてください。