塩原温泉

川の音を聞きながら入る天然露天、栃木の塩原温泉、明賀屋本館に行ってきた

東京から比較的近く、秘湯感満載の塩原温泉は明賀屋本館に行ってきました。

明賀屋さんは昭和8年に設立したそうで、木造の古い建物。宿泊棟は比較的新しいですが、この宿の名物である88段の階段を下りて辿り着く川岸の天然露天までは、当時のままの風情の名残が随所に見られました。


塩原温泉明賀屋本館の特徴

昔は白濁のお湯だったそうですが、3.11の震災以降、年々お湯が透明になってきたそうで、私が入ったときはほぼ無色。震災の影響が栃木の温泉にも出ているなんて、やはりあの地震は凄かったんだなぁと思い知らされます。

をこの宿には、川岸の露天が二つあり、ひとつは混浴、もう一つは女性専用となっています。

塩原温泉ひっきりなしに男性が入浴していて、本を持ち込んで満喫している人もいて羨ましい限り。なかなか人がいなくならないので、一瞬の誰もいない隙を狙って撮影した一枚。ブレてます…

混浴の方には温度の違うお湯が4カ所あり、自分の好みで入れる感じ。ただ、女性専用タイムは朝7時から8時までのたったの1時間。あとは全部混浴、ということですし、ちょっとハードルが高い感じの造りになっています。

宿の人は女性もバスタオルを巻いて入っていい、ということでしたが、もともとバスタオル否定派ですし、巻いて入っている女性もいない様子でしたので混浴タイムの入浴は諦めました。早朝1時間めがけて入浴。

塩原温泉混浴の隣にある女性専用露天。ドアで行き来できるようになっています。

女性専用の方にはひとつしかありません。早朝はかなり熱め。日中や夜間はちょっと温めな感じでした。景色は女性専用からの眺めの方が開放的で、混浴の方に入れなくてもまぁいいかな、という感じでした。

ただ、女性専用タイムが早朝1時間だけというのは少なすぎますし、ちょっと不親切だなぁという印象。女性専用風呂もあって、そこに男性は入れないわけだから仕方ないといえば仕方ないですが…

お湯は夏の暑い時期は加水が行われていますが、基本的には加水なしだそうです。加水していても温泉成分は濃厚のようで、一度お湯に浸かると出てからなかなか汗がひかず、長い時間からだがポカポカと温まっていました。一日に何度も入る、というのはちょっと難しい感じです。

また硫黄臭はまったくなし。温泉特有の白濁や硫黄臭を求める人は「ちょっと違うなぁ」という感じですが、入浴後は肌はモチモチスベスベになり、長い間体が火照っているので温泉の効能としてはかなり濃い、という感じがします。

88段の階段がかなりキツイ

この宿名物の88段の階段を下りて辿り着く川岸の露天ですが、この階段の距離も角度もかなりキツイです。

昔は湯治に来る人は農家の方が多かったようで、自分たちの作物を持ち込んで調理をしながら長く湯治していたそうです。88段というのは、農家と関係のある「米」から来ているのではないか、という説が濃厚のようです。

塩原温泉

ここはかなり緩やかですが、一番傾斜がキツイところは45度くらい。手すりはついているものの、高齢者はたぶん無理、という感じです。

階段に手すりがついているものの、肝心の露天にはひとつも手すりがありません。浴槽が深い部分もあり、子供やお年寄りは介助がないと危険です。

降りられたとしても、温泉から上がって88段の階段を登る、というのは途中でバテる可能性もあり、高齢者を連れている場合は要注意です。

造り的にしかたのないことですが、蛾をはじめ、色々な虫が通路にいて蜘蛛の巣も張られていたり、消して綺麗な感じではありません。わたしは慣れているので大丈夫ですが、綺麗目の温泉に慣れている人はびっくりするかもしれません。

内風呂はちょっと白濁と、黒っぽいお湯と2種類

内風呂にはちょっと白濁のお湯と黒っぽいお湯のふたつあり、それぞれ泉質が違うそうです。

内風呂にいくには、エレベーターを使ってすべてフラットで移動が可能。足腰の弱い方でも安心して入浴できると思います。

ただ、手すりが片方にしかなく、もう一方の黒いお湯の方にはありません。お風呂の中も、温泉成分で滑りやすいので、ちょっと怖い。

83歳の高齢の父を連れて行ったのですが、残念ながら手すりのある方にしか入れなかったようです。

塩原温泉

お料理はとても美味しい

塩原温泉お料理は、前菜からお造り、煮物、焼き物など一通り、食べきれないほどの量ですが、どれもとても美味しいです。

一泊目は牛しゃぶ、二泊目はステーキでした。とても美味しかったです。

塩原温泉 明賀屋本館のアクセス

車で行く方が便利な場所にあります。提携を結んでいるつむぎや彩という宿の温泉にも宿泊客は入れますが、山道を2キロあるので、徒歩ではかなり厳しい。車があると便利です。

新幹線で行く場合は、那須塩原駅から出ているバスで塩釜下車。塩釜バス停に宿の人が車で迎えに来てくれます。バス停から宿まで徒歩、というのはちょっと厳しい距離です。

〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原353

TEL 0287(32)2831 FAX 0287(32)2008

まとめ

3.11の震災後、白濁だったお湯が徐々に白さを失い透明のお湯になってきています。でも温泉の質は良く、入浴後はお肌はツルツルスベスベ、からだもかなり温まります。

東京から比較的近く、川をすぐそこに眺めながら入れる露天は迫力満点。88段の階段を下りていかなくてはいけないので、足腰に不安のある人にはちょっと厳しいと思います。

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