認知症では「アルツハイマー」という言葉は馴染みがあると思います。
アルツハイマーは、認知症の代名詞のように使われていますが、厳密には認知症の1種です。
ここでは、認知症の種類と、その症状について説明します。
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認知症の種類
認知症の種類は、大きくわけて4つあります。イラストの赤い部分が認知症の原因となるそれぞれの病気で血流の低下が見られる部位です。
アルツハイマー型認知症
脳内では、海馬を中心に脳の広範囲に血流の低下がみられ、脳の神経細胞が死滅していきます。
アルツハイマー型認知症の症状
- もの忘れの自覚がない
- 認知機能障害(もの忘れ等)
- もの盗られ妄想
- 徘徊
- 取り繕いなど
おじいさん
お昼ご飯食べてないもん!
おばあさん
わたしのお金返してちょうだい。
脳血管性型認知症
脳梗塞、脳出血などが原因で、脳の血液循環が悪くなり、脳の一部が壊死しています。
脳血管性認知症の症状の症状
- もの忘れを自覚している(初期)
- 認知機能障害(まだら認知症)
- 手足のしびれや麻痺
- 感情のコントロールができない など
おじいさん
そうじゃったそうじゃった。そういえばお昼ごはん、焼きそばだったな。
おばあさん
なんだか指先がしびれるわ。
レビー小体型認知症
脳内にレビーという特殊なものができることで脳の神経細胞が死滅してしまいます。
レビー小体型認知症の症状
- もの忘れを自覚している(初期)
- 認知機能障害(注意力・視覚等)
- 認知の変動
- 幻視・妄想
- うつ状態
- パーキンソン症状
- 睡眠時の異常言動
- 悪夢を見る
- 自律神経症状
おじいさん
さっきから小さな虫がいっぱい服について気持ち悪いがの。どうにかしてくれんか。
おばあさん
きゃあ怖い!落ち武者がこっちを見ているわ!
実際にはいない人や動物を本人ははっきりと見ていると錯覚しています。レビー小体型認知症は幻視がほかの認知症と異なる特異な症状です。
ピック病(前頭側頭型認知症
原因ははっきりしていませんが、大脳の前頭葉・側頭葉の神経細胞が壊れて起きるといわれています。
前頭側頭型認知症(ピック病)の症状
- 記憶力は保っている(初期)
- 感情がにぶくなる
- 自己中心的行動
- 万引き・痴漢などの軽犯罪や反社会的行為
- 常同行動・強すぎるこだわり など
おじいさん
わしはお稲荷さんがええんじゃ。お稲荷さんを白いご飯に乗っけてたべるんじゃ!
おばあさん
わたしは盗んでません!
ピック病は、比較的若い年齢からも見られる認知症のひとつです。暴言や暴力をふるったり、軽犯罪を起こすことで認知症が発覚することもあります。
一般では理解しがたい強いこだわりを持ち、それを変えることはできず、他者が無理強いすると怒鳴ったり動揺してしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
認知症は「アルツハイマー」が代表的で有名ですが、他にも3種類あります。その種類によって治療や対応方法も変わってきます。
おかしいな?と思ったら早めに医師の診断を受け、早期発見早期治療につとめましょう。