40代で家を買う

40代で家を買う?買わない?持ち家信仰が崩れた今、私たちが考えるべきこと

30代のとき、真剣に家探しをしていた時期もありました。

中古マンション、中古戸建て、土地を不動産屋さんと一緒に回ったことも10回以上。ハウスメーカーの住宅展示場に行き、素敵な家に感動し、いずれこんな家に住んでみたい・・・なんて夢を持ったり。

リノベーションももちろん調べました。

でも現実を知れば知るほど、考えれば考えるほど、家を買う、ということには色々なリスクがあって、十分に考えないとダメ、という結論にいたり、まだ購入していません。

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持ち家vs.賃貸 果たしてどっちがいいのか

40代で家を買う

昔からよく耳にする論争です。結論からいうと、「どっちでもいい」。

身も蓋もない答えですが、要はその人の考え方と価値観、住まい方や生き方によるため、一概に「どっちがいい!」とは言えないんです。

私の場合でいうと、今のところ持ち家のメリットは感じられないため、購入に至っていません。その理由は、これから書く様々なメリット、デメリットにおいて、わたしの人生にはリスクが高いな、と感じるためです。

家は、結婚しているか独身か、こどもが何人か、親と同居か、という住む人の数でもその選び方が変わってきます。

ひとつだけ確かなことは、営業マンの「家賃より安いですよ」の一言に騙されてはいけないよ、ということ。

持ち家のメリットとデメリット

ここでいう持ち家とは、親からの相続でタナボタ式に手に入れた持ち家ではなく、自分たちで購入した場合のことです。

持ち家のメリット

ドラマや映画で素敵な家やキッチンをみると、憧れてしまうんですよねぇ。人間の性でしょうか。

賃貸用の物件よりも内装のグレードが高い

たとえば建具やトイレ、お風呂など、賃貸用として作られたマンションは、建具や壁紙、キッチンなど、すべてにおいて割安な建材をしようしていることが多いです。自分が大家さんなら想像できますよね。収益を考えると、できるだけ支出を抑えたいと考えるのが普通。

注文住宅なら自分たちの好きなデザインや間取りで作れますし、ドアノブひとつからこだわることができます。

信用が得られる

銀行でカードを作るときや、ローンを組むときに書く書類に必ずあるのが「持ち家か賃貸か」。しかもその家は戸建てか集合住宅か、まで問われます。

つまり、家を所有している、とくに土地つきの家屋をもっている、ということは、その人の資産を確認していると同時に信用を得られる、ということでもあります。

リフォームやインテリアが自由に変えられる

リフォーム

賃貸だと、退去するときは基本的に「現状復帰」が原則。画鋲ひとつ打つのさえ気が引けます。

壁面いっぱいにDIYで書棚を作ったり、大きな部屋に仕切りをつけて、こどもが増えたときに対応したりといった柔軟性が持ち家にはあります。

とくにマンションの場合、仕切りの壁を取り払って間取りを完全に変えることも可能です。

子供に「実家」ができる

子供が成長し、やがて親の手を離れ独り立ちするとき、こどもが帰る家があるのは重要、と考える人はたくさんいますね。柱の傷とか、思い出が詰まった実家に、孫を連れて帰ってくる、家族が集まる場所ができる、というのも素敵なことです。

貸せる・売れる

転勤や海外赴任、移住時に、定期賃借契約で年単位で人に貸すことができます(借りたい人がいれば)。

また、子供の独立などでの住み替え、介護施設入居の担保などにも持ち家なら対応可能です。

ですが、賃貸の項目にも書いていますが、貸せる&売れる物件は、条件の良い家のみ。駅から遠く築年数が古い家は、貸したくても貸せない、売りたくても売れない、という問題が出てきて、このメリットはデメリットと表裏一体です。

老後海外と日本を半々で暮らす、なんてことができる

超個人的な夢ですが・・・海外移住はちょっとハードルが高いけれど、たとえば国内の八丈島や石垣島に一年の半年くらい住むとか、海外に3ヶ月暮らすとか(ビザなしで3ヶ月滞在できる国がけっこうあるので)とか、そういう暮らしも持ち家なら気軽にできます。

スーツケースひとつで普段から暮らしているようなミニマリストなら賃貸でも大丈夫なんでしょうが、ちょっと現実的じゃないですよね。

賃貸の場合、そういう暮らし方がしたいとなれば、トランクルームに家財一式預けたりする必要があります。こういう場合は、完済済みで毎月の維持費が3万円程度に抑えられるマンションや、戸建てが有利ですね。

団体信用生命保険により、名義人が死亡すればローンはチャラ

結婚すると「家を買った方がいい」一番の大きなメリットがこれだと思います。

もちろん、夫(または妻)が健康で長生きしてくれることに越したことはありませんが、万が一名義人がローン返済中に死亡した場合、団信により返済する必要がなくなります。

団信のおかげで、かつてはあった「借金の保証人」を立てる必要もなくなりましたが、逆にいうと、今入っている保険以外に団信に加入する必要があるということです。

夫婦共有財産としてふたりの名義にしている場合、当然死亡した人の分のみがチャラになり、全額返済不要、ということにはなりません。

持ち家のデメリット

いろいろ良い点を挙げましたが、デメリットもけっこうあります。

ローンを払い終えるまでは本当の意味での「自分のもの」にはならない

住宅ローン

一括で買う人もいますが、ほとんどの人はローン組みますよね。ローン組んだ方が控除もあるし、手持ちの現金を減らすよりもローンの方が得、という考えもあります。だいたい25年から30年ローンを組んで、繰り上げ返済でできるだけ早く完済しようと頑張っている人が多いと思います。

住宅はローンを組んで住み始めてから「自分の家」と思いがちですが、完済するまでは本当の意味では自分のものではありまえせん。ローンが払えず半年以上滞納すると、家は競売にかけられて他人のものになってしまいます

何十年もローンを組む、ということだけでもストレスではあります。

維持費がかかる

曲者がこれ。購入時には住宅取得税、固定資産税、消費税、仲介手数料(中古の場合)がかかり、購入後は戸建てだと修繕費、町内会費などがかかります。マンションの場合はそれに加えて管理費、車をもっている人は駐車場代も。

電車の中で、とあるサラリーマン風の男性ふたりが話していた会話で、「マンション買って一安心、と思ったら、完済後のランニングコストが毎月8万円かかる」と話していました。

仰天しましたが、よく考えるとありえない話じゃないです。築30年を超えたあたりから、マンションの修繕積立費は倍近く上がる物件もありますし、駐車場、修繕積立費、管理費、固定資産税考えると、毎月8万円というのは多いにありえます。

その他、水回りの故障や修繕など、すべて自分で直さなくてはいけません。

また、戸建てなら10年毎に壁の塗り替えや屋根の雨漏りチェック、ネズミやシロアリ駆除など、数十万から百万円単位でかかることも。

大手ハウスメーカーで立てた場合、購入時に修繕計画がすでに組み込まれていることが多いです。

「修繕はしないでいいわ」と放置しておくと、どんどん家は老朽化がすすみ、どうしようもなくなってから修理をすると1000万円単位の修繕費になることも。ですので、結局定期的に修繕しなくてはいけない、ということになります。

家を建てる(買う)とき、なるべくキュービック型の四角い家を買うと、壁の塗り直し費用が安くあがります。

気軽に引っ越せない

ほとんどの人は、家は一生の買い物。気軽に転売なんかできません。モデルルームを見てとても気に入り入居したものの、隣人が変わり者だったとか、宗教の勧誘がひどいとか、町内会の付き合いがしんどいとか、賃貸なら気軽に引っ越すことができますが、持ち家だとそれが難しいです。

マンションの場合、騒音の問題もあります。精神的な疾患を患っている人が上下左右に住んでいる場合、どんなに静かにしていても苦情を言われたり、幻聴にたいしてクレームを言ってくる、という実話もあります。

町内会や住民会議が煩わしい

戸建てに済むと、同じ町内に気が合わない人がいてもうまく付き合わなくてはいけません。町内会長がクセのある人だと、色んな行事にかりだたされ係を命じられたり。マンションの場合も、管理組合で会議に出席したり、色々と決めたりと、会社並に面倒で煩わしいと感じる人もいるようです。

賃貸のメリットとデメリット

では賃貸だとどうでしょうか。これを読んでいただくと、持ち家と賃貸とどっちがいいのか、ますますわからなくなるかも(笑)。

賃貸のメリット

「絶対持ち家」という人も、賃貸派に鞍替えしたりして。

気軽に引っ越せる

賃貸派の大きなメリットがコレ。隣人がゴミ屋敷化しても、うるさい町内会長がいても、宗教にしつこく勧誘してくる人がいても、面倒なママ友のバトルに巻き込まれても、「逃げるが勝ち」を地でイケルのが賃貸の良さ。

何千万円ものローンを組んで、いざ住んでみたらアチコチ気に入らないことが出てきたとか、川の近くで夏虫がすごいとか、自分ではどうにもできない環境を自由に選べる、というメリットがあります。

修繕積立費も管理費も不要

賃料の中に、当然大家さんの管理費や固定資産税等も加味されているのは当然のこととして。持ち家ではマストな修繕積立費は不要。退去時に必要な復旧費用は入居時に敷金として徴収されるだけで、基本それ以外かかりません。

設備故障は大家の負担

ガスが壊れた、水漏れがする、ネズミが出た、エアコンが壊れたなど、設備に関わる故障の修繕は大家さんが負担します。

住民に強い権利あり

突然大家さん都合で立ち退きを希望される場合、賃貸者はそれを拒否することが可能です。立替え等で退去を命じられる場合、たいていは猶予を持って伝えられ、立替えがわかっていれば入居時に伝えられます。立ち退き物件の場合、相場よりも家賃が低いか、途中で立ち退きになった場合は家賃交渉が可能になったり、退去時に敷金が全額戻してもらうことができます。

大家さんもとても大変な仕事で、一度問題のある人を入居させてしまうと、お金を払って退去してもらうしかないため、賃借人の方が強い権利をもっているとも言えます。

子供の教育や家族の増減に合わせて住まいを変えられる

子供の進学に合わせて学校の近くに引っ越そうとか、塾や習い事に通いやすい地域に引っ越したいとき。子供が自立して夫婦ふたりだけになったときに、広い家から夫婦ふたりの小さな家に引っ越して、家賃出費を減らす、ということも可能です。

むだに大きな家に住んでも家賃はもちろん、掃除も大変ですし電気光熱費も多くかかるので、住む人の数に合わせて柔軟に引っ越すというのはムダがないです。

最新設備の家を借りられる

買ったときは新築でも、ローンを払い終える頃は築30年。

住宅業界は日進月歩で、30年前の家と今現在建てられた家とでは設備が全く違います。たとえば、コンセントの数や位置、キッチンの設備やお風呂周りなど、持ち家の場合はリフォームなどで対応しなければなりませんが、賃貸なら最新設備の家を借りることが可能です(家賃も高くはなりますが・・・)

駅近・都心に住むことも可能

駅近や都心部に家を買おうとしたら、ものすごく高くなるし、物件自体がそんなになかったりします。賃貸なら、比較的簡単に駅近物件を借りられます。

現役で働いているときは、職住近接というのは通勤のストレスも減り、プライベートの時間も増え、仕事に集中できて昇進できたり、帰宅後の家事や趣味を充実させたりと、いいこといっぱいです。

銀座の有名ホステスさんいわく、稼いでいる社長のほとんどは都心在住だそう。都心に暮らすということが、仕事に相乗効果をもたらすのだそうです。

「売れない」「貸せない」リスクなし

持ち家は財産、と言い切れたのはバブル以前までの話。少子化で人がどんどん減っているのに、団塊の世代~高齢者が亡くなっていくと空家だらけになります。

持ち家信仰が強かった私の親世代は、駅から徒歩30分とか、駅からバスに乗換が必要とか、そういう不便なところでも家が欲しいという人がほとんどでした。

ドーナツ化現象といって、都心に住む人は少なく、東京近郊の千葉・埼玉・神奈川に暮らす人の方が多かったのです。

ですが、少子高齢化のいま、家あまりの問題もあり、駅から遠い不便な場所にある家や、築年数が古いものはなかなか買い手、借り手がつかず、持ち主は売りたくても売れない、貸したくても貸せない、ということになるのです。

持ち主が他界し、子が相続すると、その家に住まないのに固定費を払わなくてはいけなくなり、永遠に税金がかかる、という状況に陥ってしまいます。

賃貸だとそういう煩わしさは一切ありません。

賃貸のデメリット

死ぬまで家賃がかかる

定年後、払い続けられるかどうか、というのは悩みどころ。預貯金があって、潤沢な年金が見込めるならいいですが、寿命100年とも言われ始めている今、払い続けられるかどうか判断が難しいところ。

でも、UR賃貸や都営・市営住宅は持ち家がないことが条件で、収入に応じた家賃になることもあり、そういう選択が可能であれば安心です。

高齢になると借りるのが難しくなる

孤独死されると嫌がるのが大家。また、認知症を発症して家賃滞納などを懸念して、高齢者は入居させたがらない大家さんも多いです。保証人が立てられないと不可という物件も。

でも、物件によっては保証人不要というものもありますし、今後高齢者数も空き家も右肩上がりである現状を踏まえると、高齢者でも借りられる制度が整えられるのでは?とも思います。

自分のものにならない

賃貸も持ち家も、トータルの支払い総額はほぼ変わらないか、今の時代では賃貸の方がちょっと低いと言われています。

数千万の支払いをして、最後に手元に何も残らないというデメリットはあります。

ただ、持ち家でも管理費や修繕積立費を滞納すると管理組合から裁判を通して追い出されたり、固定資産税を滞納すれば国に取り上げられるのですから、結局国に借りているだけ、という考え方もあります。

子供に財産として遺せない

土地は大きく資産価値が下がることはないので、子供に遺してあげたい、と思う場合は持ち家の方がいいですね。でも、被相続人が複数人いる場合、骨肉の争いに発展することも多いです。

昔は、同居や介護を長男にお願いするかわりに、財産も長男にだけという時代があったそうですが、今は妻か夫が1/2、子は1/2を等分と法律で決まっています。

子供が海外に移住したり、外国人と結婚する場合もありますし、転勤で遠くに住まざるを得ない可能性も。そうなると、家が負担になる可能性もあります。

賃貸用物件は内装グレードが低い

持ち家のローンの支払いと賃貸の家賃が同じくらいでも、内装グレードは賃貸の場合、とても低いです。安っぽい。

同じお金を払うなら、グレードの高い方がいい、という人もいます。

戸建てvs.マンション どっちがいい?

ずばり、40歳以上なら平屋かマンションがおすすめです。

女性はとくに、体の構造から膝や股関節に痛みが出る場合が多く、水平で移動できる家が楽だし安心。

という自論を基に、戸建とマンションのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。

戸建てのメリットとデメリット

戸建てのメリット

子育てにいい

戸建のメリットは、子育て中は感じるんじゃないでしょうか。子供が走り回ったり飛び跳ねても近隣に迷惑をかけることはありませんし、伸び伸び育てることができます。

建物は木造の場合30年で価値がほぼ無くなりますが、土地の値段は大幅に下落することはそうありません。

庭があれば、家庭菜園とかBBQとか

40代で家を買う

庭があれば、BBQとか家庭菜園とかもできますね。ただ、都心ではほとんど土のみえる庭がない、日当たりが悪く植物が育たない、ということを聞きますし、高齢になると雑草の手入れが大変でコンクリで固めてしまう、という人も少なくないようです。

BBQも、隣家が離れていればいいですが、匂いや煙が洗濯物についたり、近いと丸見えだったり声が響いたりしてご近所迷惑になったりして、戸建てでも広い庭と環境がなければ難しそうです。

駐車場代が不要

車をもっている人は、これが大きいですね。駐車場代だけで毎月数万というランニングコストは家計に響きます。自分の土地に停められるというのは大きなメリットです。

戸建てのデメリット

上下移動がたいへん

デメリットは、2階建て、3階建ての場合、階段の昇降が煩わしく、高齢になると特に2階に上がることが少なくなる人が多いです。

3階建て住居の場合、1階部分は日が入りづらくキッチンやリビングは2階部分に作ることが多く、購入時は気にならなかったのが高齢になると住みづらい、という不満も出てきます。

1階部分でしか暮らさないのであれば、居住スペースとして割高になります。

掃除がたいへん

また、掃除もしづらく、トイレを2階にも設置する場合はさらに掃除の手間が増えますし、リフォームの際は費用もダブルでかかります。

修繕は計画的に貯めておき、定期的な修繕計画をたてないと家の老朽化がすすみます。

雨戸や窓の施錠なども、戸建の場合は空き巣対策も必要なので気を配る必要があります。

電気光熱費が高い

マンション暮らししか経験のなかった人が戸建に引っ越すと、電気水道光熱費がグンと上がることにびっくりすることがあるかもしれません。マンションは機密性が高いですが、木造家屋は夏暑く冬寒いので、暖房光熱費が予想以上にかかることも。

修繕計画・予算は自分たちで立てる必要がある

マンションは修繕積立費を払ってさえいれば、自分たちでアレコレ手配しなくても管理組合でやってもらえます。

戸建てだから修繕積立費はかからない、というわけではなく、実際に不具合が出たときのための予算や、雨漏り等を防ぐための壁や屋根の塗り替えなど、計画的に修繕計画を立て、積立をしておく必要があります。

壁の塗り替えは10年毎、30年住むとしたら2回~3回の塗り替えが必要で、家の大きさや仕様にもよりますが、1回に100万円前後かかるようです。

その他、ネズミ駆除などが必要な場合も数十万~100万円単位で費用がかかります。

マンションのメリットとデメリット

40代で家を買う

マンションのメリット

立地が良く高機能物件が多い

マンションのメリットは、立地がいいこと。比較的駅近の場所に建てられることが多いです。特に中古マンションは立地で選びやすいメリットがあります。

住宅設備は日進月歩で、オール家電、食洗機内蔵型のキッチン、生ゴミのディスポーザーなど、家事が楽になる設備が充実しています。

高齢になると、こういう機能が体の負担を減らし、暮らしやすさを感じると思います。

バリアフリー、エレベーターが高齢になるといい

また、今では家の中にほとんど段差を設けないバリアフリーが当たり前。高層階だと眺望も素晴らしく「空中の平屋」とも呼ばれています。戸建のように部屋の上下移動がないので、全部屋を効率的に使うことができます。

戸締りが楽

鍵1つで戸締りができ、万が一窓の鍵を閉め忘れても戸建よりは空き巣侵入率は低いですね。

眺望がいい

エレベーターで簡単に自分の階に上がれ、家に入ると町の風景と青空が見渡せる。マンションのメリットは眺望の良さもありますね。

マンションのデメリット

管理費・修繕積立費が永遠にかかる

デメリットは管理費、修繕積立費がかかること。固定資産税も、マンションは木造よりも耐用年数が長いので高い傾向があります。駐車場代が別途かかります。

また、マンションの共有部分の負担も大きいです。託児所、パーティルーム、スポーツジム、ゲストルームなど便利な一方、それらの管理運営費も住民負担です。全く利用しない人はかなり割高な管理費といえます。

築30年超えの古いマンションの場合、修繕積立費の増額があることも。

老朽化がすすんで建替えが必要でも、住人の5/4の賛成がないとできない

建て替えには、住民の4/5の賛成票が必要になります。高齢者や経済的に余裕がない人がによる建て替え反対で、建て替えが進まず老朽化し、資産価値がどんどん下がる、ということもありえます。

中古マンション、こんなマンションには手を出すな!

築年数の古い物件の注意点

古いマンションをオシャレにリノベーションするのが流行ですが、築30年を経過したものはちょっと危険。

修繕計画や積立がしっかり貯まっているかどうか、つまり管理がきちんとなされているかは重要です。

修繕積立費がたまっておらず、入居後に負担が倍になる、ということもありえます。

購入すれば、10年、20年と住むことになる人がほとんどだと思いますが、そうなると築50年、売りたい、貸したい、思っても難しいリスクが出てきます。

1階部分が駐車場で、柱で支えられている古いマンションはNG

耐震の法律改正がなされる前に建てられた古いマンションに多く見られるタイプ。地震の際危険であることと、マンションの資産価値も低めです。

機械式駐車場のマンションはNG

管理費が高い上、故障時にかなりのお金がかかります。賃貸ならいいですが、購入するなら避けたいところ。

また、子供が自立しているのに託児所があったり、自分は使わないスポーツジムやパーティルーム、ゲストルームがあると、その維持管理費も毎月の管理費に含まれているので、割高に感じるようになります。

新築分譲を買うときはファミリー向けしかない大型マンションがおすすめ

マンションには、ファミリー向けの60平米以上の部屋と、独身用の20平米程度の部屋の両方混在しているものがあります。

独身用の小さい部屋は、将来的に賃貸で貸し出す場合が多く、所有者ではない人が住むことにより管理組合がうまく機能しないということが出てきます。

また、一時的に住む賃借人が、ゴミ捨て場や自転車置き場などの共有部分を綺麗に使ってくれないなど、マンションの資産価値が下がる傾向があります。

大型マンモスマンションは管理費や修繕積立費が安い

世帯数の少ないマンションは、管理組合の多数決を取りやすいメリットがありますが、賃貸に出す人が増えると管理がしづらくなり、常駐の管理人をおかず、環境が悪化することがあります。世帯当たりの修繕費の負担も上がります。

大型マンションの場合、管理費、修繕積立費が安い傾向があります。

激安戸建てには理由あり

戸建を購入する場合、激安物件など、時々見かけることがあります。よーく見ると、やっぱり安い理由はあります。

再建築不可物件と但し書きがある物件は、文字通り建て替えが不可です。理由は、4mの道路に接地した土地ではないため、消防車が入れないために法律で決められています。

じゃあ、新築そっくりさんみたいなリフォームをすればいいと思いがちですが、リフォーム会社や土地に根付いた工務店は嫌がります。

転売しづらいので、自分が死んで子供が相続する場合、負の遺産と化す可能性が大きいです。

連棟式住居はトラブル多し

40代で家を買う

連棟式で、住居が壁ひとつで区切られて建てられた連棟式住居は、リフォームや壁の塗り替え時に住民トラブルになる可能性があります。

綺麗に塗り替えたいのに、隣は汚いままでOK、お金はかけたくないという人だと面倒なことに。転売もしづらく、価値が下がりやすいデメリットがあります。

間取りと外観だけで決めてはいけない

当然ですが、間取りと外観だけで決めてはいけません。

以前、東急東横線の人気エリアである大倉山に、築30年の1500万円の土地付き戸建てが出ていました。通勤圏内ですし、治安もいいエリアなので、不動産に詳しい同僚と一緒に見に行きました。

2階建てで建物は100㎡あったと思います。わたしは古い物件を見慣れていたので「いいんじゃない?」と思いましたが、同僚はノーでした。

彼女は窓枠をチェックし歪みを発見、天井に雨漏りの後も見逃していませんでした。

また、駅から徒歩5分という立地なのですが、家にいくまで急な坂道を延々と登り、かつ家にたどり着く直前の道は階段になっていて車は通れない、というものでした。

アルバイトのサクラか?中国人で「すぐ買いたい」という人が先に来ていた

不動産屋さんと一緒に現地につくと、そこにはすでに中国人女性が内見をしていました。カタコトの日本語で「すごく安い!ホシイネ」とか言ってます。

不動産屋さんは「危ないですね。先に買われちゃうかもしれません」とかなんとか。

不動産会社に戻る際、ちょっと待っていてくれと車から出て、電話でなにやら上司らしき人と話す…

あとから考えると、あの中国人はサクラで、私に焦らせて早く契約に結びつけるための戦略だったのでは!?と思いました。

総合的に考えて購入にはいたりませんでした。あの家を買っていたら、毎日の急な坂の上り下りで辟易していたと思います。

独身女性で結婚の予定がない場合

生涯独身でいくわ、と考えている女性は、おそらく計画的にきちんと貯金に励んでいると思いますが。

独身で「どうしても戸建てに住みたい」と考えているなら、土地が「所有権」ではなく「旧法借地権」の物件がおすすめです。

財産を相続させる子供もいないのなら、無理して家を買わなくてもいい、とわたしは考えるのですが、やはり老後にのしかかる家賃に頭を痛めるのなら、死ぬまでに心地よく暮らすための住まいを買う、というのもアリですよね。

戸建ての場合、値段のほとんどは土地代。相続を鑑みないならば、借地権付きならば固定資産税が安く、借地料のみで済みます。借地権の期限を確認し、心配なら期限を伸ばしてもらったり、更新が問題なくできるか地主に確認するのもいいと思います。

借地権つき土地に、平屋の70㎡くらいの家が暮らしやすいかなぁ、と思います。

私の場合

40代になると、同級生の友人も家を買っている人はけっこういます。独身で買っている女性も当たり前のようにいます。家の話はけっこう話題に登りますね。

わたしは20歳のときにアメリカのワシントン州に留学していました。

日本で買えば5000万円以上しそうな、大きな素敵な家がアメリカでは半値くらいで手に入るということを知り、心底羨ましかったです。

間取りも日本のように画一的でなく、どれも注文住宅のように個性があり小さなパーツに至るまで素敵でしたし、25年も前なのにキッチンには賃貸でさえも食洗機は埋め込み式で、アイランドキッチン、ゲストルームやゲスト用のバスルームも二つ以上あったりして、日本だと豪邸の部類ですが、それがあちらでは一般的。

日本に戻り、家が欲しいなと都内のマンションをめぐるも、2000万円カラ3000万円の中古でも50㎡~70㎡程度。リビングの隣に和室、というありきたりな間取りでワクワク感がまったくありませんでした。

そのとき、「わたしが憧れていた家はアメリカのあの家であって、これではない」と認識しました。

実家は新築で入居したマンションですが、今では築40年、駅から徒歩25分の非常に不便なところにあります。親が他界した場合相続する可能性があり、家を先に買ってしまうと、売れない実家の固定資産税や管理費を払うことになることもあり、今は買っていません。

将来、家族がいれば他県でも外国でもいいと思っているので、フレキシブルに対応できる賃貸の方が、今の私には合っています。

もし家を買うなら、実現できるかどうかわかりませんが小さくても「アメリカで見た理想が詰まった家」を作りたいと思います。今家を買ってしまうと、その夢が遠のくような気がして、夢を描いて賃貸、という方が、精神的にもいいんです。

まとめ

超個人的な考え方ですが、以下にまとめます。

  • 親が持ち家の場合、将来住む可能性が少しでもあるなら賃貸
  • 40代で買う場合、無理せず定年までに完済できる価格帯で選ぶ
  • 老後資金も貯められる予算を組む
  • 暮らし方、同居人数が確定する55歳位で一括購入を目指す
  • 将来家を買いたいなら、賃貸時に極力家賃を抑え、預貯金を増やすこと
  • 結婚しているor子供がいるなら早くに買うことで、保険にもなる

賃貸で色んな部屋に住むと、ここがもっとこうだったらとか、家に対する不満や理想が出てきます。55歳位で買うメリットは、家に対する理想がほぼ定まった頃に選べる、ということ。設備機器も最新のものが手に入ります。

55歳位だったら、新築を買えば80代で死ぬとしても安心して住めますし、修繕費も少なくて済みます。100歳まで生きるとしても、建て替えなく暮らせる可能性も高い。

60歳でもいいんですが、周りの人に聞くと、心身ともに衰えて引っ越しやら整理やら、億劫になって動きたくなくなるそうです。50代でしたら、まだ精力的に動けるんじゃないでしょうか。

また、住宅に求める理想は、年齢でも変わってきます。

子供が小さいときは戸建てがいいですが、高齢になると鍵一本で戸締りができて、上下移動のないバリアフリーのエレベータ付きのマンションがとても暮らしやすく感じるようになります。

若い時に戸建てを買っても、30年後には建替えを検討しなくてはいけなくなりますし、少ない予算で築年数の古いマンションを買ってリノベーションしても、やはり建替えの問題は出てきます。

賃貸は財産として手元には残りませんが、選択肢の多さとフレキシブルに環境を変えられるメリットがあります。

持ち家、賃貸どっちがいいか、という議論は昔からよくありますが、結局それは、暮らす人の価値観や環境に寄ることが多いため、答えはないと思います。

小さい頃から住み慣れて、ご近所さんはみんな知り合いで仲がいいなら、そこから離れたくない、家を買って終の棲家にしたい、と思うでしょうし、海外で暮らしたい、ローンに縛られたくないという人は賃貸がいい、という感じですかね。

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